中国地方は瀬戸内海と日本海に挟まれた土地柄、山陽側と山陰側でまったく違う顔を見せるサウナ・温泉エリアだ。三朝温泉のラドン泉、玉造温泉の美肌の湯、宮島を望む宮浜温泉など、名だたる名湯が点在する一方、川サウナやテントサウナといった「旅サウナ」向け施設もここ数年で急増している。今回は実際に足を運んで良かった、中国地方のサウナ聖地を紹介する。

なぜ今、中国地方のサウナが狙い目なのか

中国地方は「山陽(瀬戸内海側:岡山・広島・山口南部)」と「山陰(日本海側:鳥取・島根・山口北部)」に分かれ、気候・景観・泉質が大きく異なるのが特徴だ。三朝温泉や玉造温泉といった歴史ある名湯を抱える土地柄、温浴文化への意識がもともと高く、温泉宿へのサウナ併設や個室サウナ付き客室が増えている。関西・中四国から車2〜3時間圏でアクセスできる立地の良さも、週末の旅サウナ需要を後押ししている。

中国地方のサウナ聖地おすすめエリア

1. 広島・宮浜温泉の瀬戸内海ビュー

広島の宮浜温泉は、宮島や厳島神社を望む瀬戸内海沿いの温泉地だ。世界遺産の景観を眺めながらの外気浴は、内陸の施設では味わえない開放感がある。観光で宮島を訪れたあとに立ち寄りやすい立地も魅力のひとつだ。

2. 岡山・湯原温泉の「砂湯」体験

岡山の湯原温泉は、日本初の砂湯として知られる足元湧出の露天風呂で有名だ。中国山地の渓谷沿いという立地から、川のせせらぎを聞きながらの外気浴が楽しめる。近年はグランピング施設とサウナを組み合わせた新しいスタイルの宿泊施設も増えている。

3. 山口・長門湯本温泉の再開発エリア

山口の長門湯本温泉は、星野リゾートの進出をきっかけに川沿いの温泉街がおしゃれにリノベーションされたエリアだ。市街地にある湯田温泉と合わせて、アクセスの良さと洗練された温浴体験を両立できる。

4. 鳥取・三朝温泉のラドン泉と砂丘

鳥取の三朝温泉は、世界屈指のラドン含有量を誇る放射能泉として知られる湯治場だ。「浸かって・飲んで・吸って」楽しむ独自の温泉文化があり、鳥取砂丘や大山隠岐国立公園にも近い。日本海側らしいダイナミックな自然景観とセットで楽しめるエリアだ。

5. 島根・玉造温泉の美肌の湯と出雲大社

島根の玉造温泉は、1300年以上の歴史を持つ日本最古級の温泉で「美肌の湯」として全国的に知られる。宍道湖や出雲大社に近く、神話の舞台となった史跡巡りとサウナ・温泉旅を組み合わせやすいのも魅力だ。

エリア別ざっくり比較

広島(宮浜) 岡山(湯原) 山口(長門湯本) 鳥取(三朝) 島根(玉造)
強み 瀬戸内海の景観 足元湧出の砂湯 再開発の洗練感 ラドン泉の湯治 美肌の湯の歴史
立地 山陽・海沿い 内陸の渓谷 山陰・川沿い 山陰・砂丘近く 山陰・宍道湖近く
あわせて 宮島観光 グランピング 湯田温泉の足湯 鳥取砂丘 出雲大社

中国地方サウナ旅を計画するときのポイント

広島・岡山・山口南部の山陽側は瀬戸内海式気候で比較的温暖なため通年で外気浴を楽しみやすく、鳥取・島根・山口北部の山陰側は冬に積雪もあるため雪見の湯めぐりが楽しめる。関西・中四国からは車2〜3時間圏でアクセスでき、広島や岡山を拠点に山陽側を、鳥取や島根を拠点に山陰側を巡るルートが組みやすい。近年は太田川の川水風呂や滝壺ダイブができる施設など、地域の自然を生かした「旅サウナ」向けの新しい施設も増えているため、事前に最新情報を確認しておくと選択肢が広がる。

中国地方は山と海の幸に恵まれた土地なので、サウナ後の「サ飯」を旅程の楽しみのひとつとして組み込むのがおすすめだ。

よくある質問(FAQ)

Q. 中国地方のサウナは初心者でも入りやすい?

入りやすい施設が多い。広島・岡山の都市近郊エリアはスタッフが常駐する温泉宿併設の施設が中心で、利用ルールも明確なため初心者でも安心して利用できる。

Q. 温泉とサウナ、両方楽しむならどのエリアがいい?

鳥取の三朝温泉や島根の玉造温泉がおすすめだ。ラドン泉・美肌の湯といった独自の泉質を持つ名湯で、温泉とサウナを組み合わせた「温浴ハシゴ」を楽しめる。

Q. 山陽側と山陰側、どちらから回るべき?

目的次第だ。瀬戸内海の景観や温暖な気候を楽しみたいなら広島・岡山の山陽側、日本海のダイナミックな自然や歴史ある名湯を楽しみたいなら鳥取・島根の山陰側から回るのがおすすめだ。

Q. 中国地方はいつ訪れるのがおすすめ?

山陽側は通年で外気浴を楽しみやすく、山陰側は雪の積もる冬に雪見の湯めぐりが楽しめる。新緑や紅葉の季節は自然景観との組み合わせが特に映える時期だ。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものであり、施設の営業状況・設備内容は変更される場合があります。訪問前に公式情報をご確認ください。情報は2026年9月時点のものです。